自動車事故における保険と治療の補償内容について

お元気様です!

新年度始まって忙しかったり環境が変わったりで、腰が痛くなったや肩こりが酷くなったなど身体に不調を訴えられている方が最近当院にもよく見られています。でももう少し頑張れば五月のGWが来るのであともうひと頑張りですね!

でもこのGWに旅行に行ったり実家に帰省したり等、遠出をする方も多いと思います。

慣れない道や長時間の運転で疲れが溜まっている状態での運転も多く、この時期は非常に事故が多いので運転には気を付けてください!

もし事故にあった時の対処法は以前このブログのもしも交通事故にあった時の対応」で紹介したので、今回は自動車事故の際に必要となる保険の話をしていきたいと思います。

自動車事故の際に必要となる保険

まず車の保険には強制保険である「自賠責保険」とよくテレビのCMなどで見る「任意保険」の二つがあります。

まずは「自賠責保険」ですが、これは自動車の車検の際に払うことになっているもので、車を持つ以上は強制的に入らなければならない保険です。なぜ強制保険なのかと言うとこれは「被害者救済」と言う性質を持つ保険だからです。この自賠責保険は、「  運転手の治療費」や「乗っている車の修理費」、「事故で破損させた対物の修理費」などは補償範囲に入りません。自賠責保険に入っている車によりケガ・死亡した人の治療費や慰謝料のみが対象となります。分かりづらいと思うので、例で説明してみますね。

・自動車と自転車の接触事故があった(自動車側は任意保険には入っておらず自賠責のみ、自動車側も急ブレーキでケガをしたと仮定)場合ですと、自転車側は相手車側の自賠責保険で治療を行えます。ただ自動車側は自分の自賠責保険での治療は出来ずに自分で治療費を出さなければならないことになります。(自転車側が保険に入っている場合はそれで治療できるかも?)

・自動車同士の事故(どちらも自賠責のみ、過失割合9:1や5:5)ですと、加害者9割であったとしても1割は被害者なわけでお互いに加害者であり被害者でもあるのでお互いに相手側の自賠責保険を使って治療出来る。

・自動車同士の事故(どちらも自賠責のみ、過失割合10:0)ですと、被害者側は相手の自賠責で治療を行えるが、加害者側は100%の加害者であり被害者ではないので相手側の自賠責は使用できない

他にも色んなケースがあるとは思いますが、車同士であれば過失割合10:0の事故でない限りは基本的にお互い自賠責保険を使い治療を行えます。

今度は自賠責保険の補償金額・内容になりますが、言い方が悪いかもしれませんがこの自賠責保険は被害者救済の為の最低限保障しか出ないです。

死亡による損害では最高3000万円で、ケガの場合は最高120万円までとなっています。もし実際に事故を起こし相手側を死亡させた場合など自賠責保険しか入ってないとこの3000万円を超える額は自腹になります。実際に裁判などでは何千万どころでなく何億という判例も数多く出ています。ちなみに判例では5億を超える判決が出ていることもあります。急に億を超えるお金を請求されても払える人はほとんどいないと思います。車を運転していると安全運転に気を付けていたとしても、事故に遭うことが絶対にないとは断言できないと思います。

このようなことを考えると、車を運転する以上は相手側への補償のことはもちろんご自身、ご家族の将来にもかかわってくるので、任意保険には入っているのを強くお勧めします。

むち打ち治療の補償内容

今度は交通事故の大半のケースであるケガ、むち打ちなどの場合の説明です。

ケガの場合ですと、限度額は120万円(過失割合によっては減額することも)となります。

この120万円の補償内容ですが、大きく分けて4つになります。

・治療費 病院や整骨院などの治療、検査が基本的に全額出ます。

・慰謝料 事故に遭ったことによる損害(身体的・精神的苦痛や通院による時間の損失などを補償) 自賠責基準で一日4200円で支払われます。

・交通費 事故により通院する際の交通費(タクシーやバスなどはもちろんマイカーでの通院も算定されます。) 

・休業補償 事故により仕事を休んだ、遅刻したなどによる損失を補償(専業主婦でも算定されます) 原則として一日5700円を基準とします

この四つが限度額120万の補償内容になります。

ちなみにこの120万とは別枠で後遺症が残った場合は、医師の診断をもとに後遺障害による保障が認められます。

自賠責保険はこのようなものが補償される保険で、たとえ任意保険に入ってなくてもここまでは補償されます。

違法なので居ないとは思いますが車検切れの車と言うのはこの自賠責保険に入ってない状態一切の補償がない状態なので間違っても運転しないようにしてくださいね!

 

だいぶ長くなりましたがここまでが「自賠責保険」の説明になります。

 

交通事故治療のまとめ

最後に簡単にまとめると

・自賠責保険は被害者救済のためで相手側のケガ、それによる慰謝料などが対象です

・対物(車の修理費や電柱などを壊したなど)は自賠責保険では対象外です。

・自賠責保険には支払い限度額があり、自賠責保険のみでは賄えきれないこともある

以上が自賠責保険の概要のまとめです。

「任意保険」についてはまた次回詳しく説明させていただきますのでよろしくお願いします。

皆さんも普段から安全運転に気を付けて事故を起こさないよう、巻き込まれないように注意してください!

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