運動する人に起こる肩のトラブル一覧

運動をする際、肩のトラブルに悩まされることは少なくありません。肩は運動時に多くの動きを担うため、負担がかかりやすい部位です。ここでは、運動する人に多い肩のトラブルをいくつか紹介します。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
肩関節周囲炎は、肩の周りの筋肉や腱、靭帯が炎症を起こす状態です。特に中高年の運動愛好者に多く見られますが、若い人でも起こりうるトラブルです。症状としては、肩の痛みや動かしづらさが挙げられ、特に腕を上げる動作や後ろに回す動作で痛みを感じることが多いです。

回旋腱板損傷
回旋腱板(ローテーターカフ)は、肩関節を支える4つの筋肉と腱のグループです。運動中にこれらの筋肉や腱が損傷すると、痛みや動きの制限が生じます。投球動作やラケットスポーツなど、肩を頻繁に使うスポーツで起こりやすいです。症状には、肩の痛みや夜間の痛み、特定の動きでの違和感が含まれます。

インピンジメント症候群
インピンジメント症候群は、肩関節の骨と軟部組織が擦れ合うことによって炎症が生じる状態です。これにより、肩の痛みや運動制限が発生します。特に腕を上げる動作や繰り返しの動きが原因となることが多く、水泳やバレーボールなどのスポーツに多く見られます。

肩の脱臼
肩の脱臼は、肩関節が正常な位置から外れる状態です。激しいスポーツや転倒などの外力が原因となりやすいです。脱臼すると、激しい痛みや肩の変形、動かせなくなることが一般的です。再発しやすい特徴があるため、適切なケアとリハビリが重要です。

上腕二頭筋腱炎
上腕二頭筋腱は、上腕の前面に位置する筋肉の腱です。この腱に炎症が生じると、肩や腕に痛みが現れます。特に腕を曲げたり伸ばしたりする動作で痛みを感じやすいです。重い物を持ち上げる動作や、繰り返しの動作が原因となることが多いです。

肩甲骨周辺の筋肉痛
肩甲骨周辺の筋肉は、肩の動きや安定に重要な役割を果たします。この部位の筋肉が疲労や緊張によって痛むことがあります。特に肩甲骨を動かす際に痛みを感じることが多く、デスクワークや姿勢の悪さが原因となることもあります。

予防と対策
肩のトラブルを予防するためには、日常的なケアと運動後の適切な処置が重要です。以下のポイントに気をつけましょう。

適切なウォームアップとクールダウン
運動前には十分なウォームアップを行い、肩周りの筋肉や関節をしっかりと準備しましょう。運動後にはクールダウンを行い、筋肉をリラックスさせることが大切です。これにより、筋肉の緊張をほぐし、トラブルを予防できます。

正しいフォームの維持
運動中の正しいフォームは、肩への負担を軽減するために非常に重要です。特に投球動作や重量挙げなど、肩を多く使う動作では、正しいフォームを意識することが必要です。フォームが崩れると、肩の筋肉や腱に過度な負担がかかりやすくなります。

適度な休息
肩のトラブルを予防するためには、運動後の適度な休息も必要です。筋肉や腱は休息を取ることで回復し、次の運動に備えることができます。無理なトレーニングや過度な負荷を避け、適度な休息を取り入れましょう。

ストレッチと筋力トレーニング
肩周りの筋肉を柔軟に保つために、定期的なストレッチを行いましょう。さらに、肩を支える筋力を鍛えることで、トラブルを予防できます。特に肩甲骨周辺の筋肉を強化するエクササイズは、肩の安定性を向上させます。

整骨院元宇城松橋院では、運動による肩のトラブルに対する専門的なケアを提供しています。肩の不調や痛みでお悩みの方は、ぜひ相談してみてください。プロの柔道整復師が、適切なアドバイスやケアを通じて、健康な肩をサポートします。

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