自分でする首のコキコキはやりすぎるとちょっと危険!その危険とは?
首を左右にひねって「コキッ」と音を鳴らす行為は、一時的に気持ち良さを感じやすいかもしれません。しかし、この「首のコキコキ」を繰り返すと、首や肩にさまざまな負担をかけることになり、後から思わぬ不調を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
首を鳴らす仕組み
首を動かしたときの「コキッ」という音は、関節内の圧力変化によってガスが一時的に発生し、それが破裂することで生じるものと考えられています。関節の中には滑液という潤滑油のような液体が含まれており、この滑液の中に小さなガスが溶け込んでいます。首を大きく回したりひねったりすると、関節内の圧力が変化し、その影響でガスが発生するのです。
ただし、この現象が起こる頻度が増えると、関節に余計な負担がかかりやすくなり、周囲の筋肉や神経にも影響が及ぶ可能性があるため注意が必要です。
やりすぎると何が起こる?
筋肉や靭帯の負担
首の関節を無理に鳴らし続けると、周囲の筋肉や靭帯に負担がかかります。本来、首や肩は緊張と弛緩を繰り返すことで健康を保っていますが、鳴らす行為を続けることで筋肉や靭帯が引き伸ばされ、柔軟性が低下しやすくなることがあります。その結果、首や肩の違和感や不快感が続くこともあります。
関節の摩耗
頻繁に首をひねって鳴らす行為を繰り返すと、関節自体の摩耗が進み、関節の潤滑が悪くなる可能性もあります。これは、首を支える軟骨や関節部分が擦り減ることによるもので、長期間にわたって繰り返すことで慢性的な首の痛みや動かしづらさを引き起こすリスクも高まります。
神経への影響
首には重要な神経が集まっているため、繰り返しひねることで神経が圧迫されやすくなることも。特に首の付け根から肩にかけて走る神経は、コキコキと音を鳴らす動作によって影響を受けやすい部分です。神経に負担がかかると、手足のしびれや肩こり、さらには頭痛を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
無理に鳴らさず、日常生活でのケアを
首のコキコキを避けるためには、普段の生活での姿勢改善や適切なセルフケアが大切です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで前かがみの姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、音を鳴らしたくなる衝動に駆られることが多くなります。
定期的なストレッチ
首や肩の筋肉を定期的に伸ばすことで、首周りの血行が改善し、筋肉がリラックスしやすくなります。簡単なストレッチや軽い肩回しなどを取り入れると、緊張が和らぎ、コキコキと鳴らしたい衝動も抑えられるでしょう。
姿勢の見直し
デスクワークやスマートフォンの使用時には、背筋を伸ばしてあごを引く姿勢を意識することで、首にかかる負担を軽減できます。枕の高さや固さも調整して、寝ている間に首に余計な負担がかからないようにすることも効果的です。
血行を促進するセルフマッサージ
首や肩周りを軽くマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐし、血行が促進されます。特に首の側面から肩にかけて優しく指で押さえるようにすると、心地よいリラックス効果も得られます。
整骨院元宇城松橋院でのサポート
整骨院元宇城松橋院では、首や肩の緊張を解消するためのセルフケアや、体に優しいケア方法についてアドバイスを行っています。首をコキコキと鳴らしてしまう癖がついている方にも、無理のない姿勢改善方法や、筋肉をほぐすための方法を提案し、無理なく快適な日常を過ごせるようサポートしています。