骨盤で座らず背中で座っている人の腰の状態

座る姿勢は、腰や体全体の健康に大きな影響を与えます。背中で座るような極端に寝かかった姿勢では、腰や骨盤に負担がかかりやすく、さまざまな不調につながることがあります。このような座り方がどのように影響するのか、詳しく解説します。

背中で座るとはどんな姿勢?
通常、座るときには骨盤を立てて、骨盤の上に背骨が自然に乗る姿勢が理想的とされます。しかし、背中で座る場合、骨盤が後ろに傾き、背骨が丸まった状態になります。この姿勢では、重心が後方に移動し、腰椎や仙骨に大きな負担がかかります。

腰への影響
背中で座る姿勢を続けると、腰には以下のような問題が起こりやすくなります。

腰椎への圧迫
丸まった背中は腰椎(腰の骨)に不自然な圧力をかけます。これが慢性的な腰痛を引き起こす原因になります。

筋肉の緊張
腰周りの筋肉が緊張しやすくなり、血流が悪化します。その結果、だるさやコリを感じるようになります。

骨盤の歪み
骨盤が後傾したままだと、周辺の筋肉や靭帯のバランスが崩れます。この歪みが姿勢全体に影響を与えることがあります。

他の部位への影響
背中で座る姿勢は腰だけでなく、他の部位にも負担を及ぼします。

肩や首のコリ
背骨が丸まることで、首や肩周りの筋肉が引っ張られ、コリを感じやすくなります。

内臓の圧迫
骨盤が後ろに傾くと、お腹が圧迫され、胃腸の働きが低下する可能性があります。

脚のむくみ
正しい座り方と比べて血流が滞りやすく、脚のむくみや冷えを引き起こすことがあります。

正しい座り方を意識する
背中で座る姿勢を改善するには、正しい座り方を身につけることが大切です。以下のポイントを意識してみてください。

椅子に座るときは、骨盤を立てて座るようにします。
お尻を椅子の奥に入れ、背中が椅子の背もたれに軽く触れるくらいに調整します。
両足を床にしっかりつけ、膝が90度になる高さに椅子を調整します。
日常的なケアが重要
背中で座る習慣を長く続けていると、すぐに姿勢を改善するのは難しいかもしれません。そのため、無理をせず、少しずつ意識を変えることが重要です。また、姿勢に関するアドバイスや筋肉の状態の確認は専門家に相談するのが安心です。

「整骨院元宇城松橋院」では、腰や骨盤に関するケアを行いながら、正しい座り方や姿勢をサポートする方法をお伝えしています。腰痛が気になる方や姿勢に不安がある方は、ぜひ一度相談してみてください。

快適な座り方を身につけることで、腰の負担を減らし、体全体のバランスが整いやすくなります。毎日の生活の中で、正しい姿勢を意識することから始めてみましょう。

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