マッサージをしているのに首やその下の背中がずっと重い感じがするのはなぜ？

首や背中の重だるさを解消しようと、定期的にマッサージを受けているのに、なかなかスッキリしないという経験はないだろうか。リラックスできるはずなのに、すぐに元の状態に戻ってしまうという人も多い。なぜ、首や背中の重さが取れないのか。その原因を探っていこう。

① 首や背中の筋肉は意外と疲れがたまりやすい
首や背中の筋肉は、頭を支える重要な役割を持っている。頭の重さは約5～6kgほどあり、それを支えるために首や肩、背中の筋肉は常に働き続けている。特にデスクワークやスマートフォンの操作が多い人は、前かがみの姿勢が続くことで筋肉が緊張しやすくなる。こうした状態が続くと、筋肉は固まりやすくなり、マッサージを受けても一時的にしか軽くならないことがある。

② マッサージで緩めるだけでは根本的な解決にならない
マッサージを受けると、一時的に血流が良くなり筋肉がほぐれたように感じる。しかし、姿勢の崩れや生活習慣の影響で再び筋肉に負担がかかると、すぐに元の状態に戻ってしまうことが多い。特に、以下のようなクセがあると、マッサージの効果が長続きしにくい。

猫背や巻き肩（肩が前に出ている状態）
長時間のデスクワークやスマホ操作（前かがみの姿勢が続く）
無意識に肩をすくめるクセ（ストレスや緊張による影響）
こうしたクセを改善しない限り、首や背中の負担が減らず、慢性的な重だるさを感じることが多くなる。

③ 血流やリンパの流れが悪くなっている
筋肉が緊張すると、血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物がたまりやすくなる。その結果、疲労物質がうまく排出されず、首や背中がスッキリしない状態が続くことがある。特に、運動不足や冷えがあると、血流が滞りやすくなり、さらに症状が悪化しやすい。

血流を良くするためには、ストレッチや軽い運動を取り入れることが大切。デスクワークの合間に肩を回したり、背伸びをするだけでも筋肉の緊張が和らぎやすくなる。

④ 姿勢の崩れが原因になっていることも
姿勢が悪いと、首や背中の筋肉に余計な負担がかかることがある。例えば、ストレートネック（スマホ首）のように、頭が前に出た姿勢が続くと、首や背中の筋肉が常に引っ張られた状態になり、疲労がたまりやすくなる。

姿勢を整えることで、首や背中の負担が減り、マッサージの効果も持続しやすくなる。整骨院元宇城松橋院では、姿勢のバランスを整えることを大切にしており、根本的なケアを考えたアプローチを行っている。

⑤ どうすれば首や背中の重さをスッキリさせられるのか
首や背中の重だるさを軽減するためには、単にマッサージを受けるだけでなく、以下のような習慣を取り入れることが大切。

1. 姿勢を意識する
デスクワークやスマホ操作をするときは、背筋を伸ばし、肩を軽く後ろに引く意識を持つ。長時間同じ姿勢を続けないようにし、1時間に1回は軽く体を動かすのが理想。

2. ストレッチや軽い運動を取り入れる
筋肉が固まりやすい人は、首や肩、背中をほぐすストレッチを取り入れると良い。特に、肩甲骨を動かす運動は、血流を改善し、疲労回復につながりやすい。

3. 体を冷やさないようにする
冷えは血流を悪くし、筋肉を緊張させやすくする。特に冬場やエアコンの効いた部屋では、首や肩を冷やさないように注意が必要。

4. 生活習慣を見直す
睡眠不足やストレスがあると、筋肉が緊張しやすくなり、疲労が抜けにくくなる。質の良い睡眠をとることも、首や背中の疲れを軽減するポイントになる。

まとめ
マッサージをしているのに首や背中の重さが取れない理由は、筋肉の緊張だけでなく、姿勢の崩れや血流の滞り、生活習慣の影響が関係していることが多い。一時的なリラックスだけでなく、姿勢を整えたり、日常生活の中でストレッチや運動を取り入れることが大切。

整骨院元宇城松橋院では、首や背中の負担を減らし、より快適な状態へ導くためのアドバイスを行っている。慢性的な疲れを感じる場合は、無理に我慢せず、専門家に相談してみるのも良い方法の一つだろう。