むくみを放置しすぎると足の指が壊死するの?日頃から気をつけたいこと
夕方になると靴がきつく感じたり、朝起きたときに足がパンパンになっていたりすることはありませんか?むくみは一時的なものと思われがちですが、長期間放置すると血流の滞りが深刻になり、思わぬトラブルにつながることもあります。
最悪のケースでは、血行不良が進行し、足の指などの末端部分に十分な血液が届かなくなることも考えられます。今回は、むくみを放置することのリスクと、日頃から意識したいポイントについて詳しくお伝えします。
むくみが起こる原因とは?
むくみとは、血液やリンパの流れが滞り、余分な水分が皮膚の下にたまった状態のことをいいます。特に足は心臓から遠く、重力の影響を受けやすいため、むくみやすい部位のひとつです。
では、なぜむくみが発生するのでしょうか?主な原因を見ていきましょう。
① 長時間同じ姿勢が続く
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢を続けていると筋肉の動きが少なくなります。ふくらはぎの筋肉は、ポンプのように血液を押し上げる役割を担っていますが、動かさない時間が長くなると血液が滞り、むくみやすくなります。
② 塩分の摂りすぎ
食事の中に塩分が多く含まれていると、体が水分をため込もうとします。その結果、体内の余分な水分が排出されにくくなり、むくみにつながります。特に、外食や加工食品をよく食べる方は、塩分の摂取量が多くなりがちなので注意が必要です。
③ 水分不足
意外かもしれませんが、水分が不足すると体は水をため込もうとします。そのため、適度に水分を摂取しないと、かえってむくみがひどくなることもあります。特に、冷たい飲み物ばかり摂ると血流が悪くなり、むくみやすくなるので注意が必要です。
④ 血流やリンパの流れが悪い
血液やリンパの流れが滞ると、老廃物が排出されにくくなります。特に、運動不足やストレスが重なると、循環が悪くなり、慢性的なむくみにつながることもあります。
むくみを放置するとどうなるの?
一時的なむくみであれば、休息やマッサージなどで解消できます。しかし、慢性的にむくみが続くと、血流が悪化し、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。
① 皮膚の変色や硬化が起こる
血液やリンパの流れが滞ると、皮膚の色がくすんだり、茶色っぽく変色したりすることがあります。また、長期間むくみが続くと、皮膚が硬くなり、弾力が失われてしまうこともあります。
② しびれや冷えがひどくなる
血行不良が進行すると、足先まで十分な血液が届かず、しびれや冷えを感じることが増えます。特に、冬場は血管が収縮しやすく、さらに血流が悪化しやすくなります。
③ 皮膚炎や潰瘍ができやすくなる
血液の循環が悪くなると、皮膚の再生が遅くなります。そのため、小さな傷が治りにくくなったり、かゆみや炎症が起こりやすくなったりします。ひどくなると、皮膚がただれて潰瘍ができることもあります。
④ 足の指が壊死するリスクも
極端なケースでは、血流が悪化しすぎて酸素や栄養が届かなくなり、足の指の組織が壊死することも考えられます。特に、糖尿病などの持病がある方は、血流の悪化が深刻になりやすいため、注意が必要です。
むくみを防ぐためにできること
むくみを予防するためには、日常生活の中で血流やリンパの流れを意識することが大切です。今日からできる簡単なポイントをチェックしてみましょう。
✅ こまめに体を動かす
長時間同じ姿勢を続けないように、1時間に1回は軽く足首を回したり、立ち上がってストレッチをする習慣をつけましょう。ふくらはぎの筋肉をしっかり動かすことがポイントです。
✅ 食生活を見直す
塩分を控えめにし、カリウムを多く含む食品(バナナ、ほうれん草、納豆など)を意識的に摂取しましょう。また、水分を適度に摂ることも大切です。
✅ 入浴で血流を促す
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、全身の血流を促しましょう。特に、足を温めることでむくみの解消につながります。
✅ マッサージやストレッチを習慣にする
足の指先からふくらはぎに向かって優しくマッサージを行うと、リンパの流れがスムーズになります。また、股関節を動かすストレッチを取り入れると、全身の血流が良くなります。
まとめ
むくみは一時的なものと軽く考えがちですが、放置し続けると血流の悪化を招き、深刻なトラブルにつながることもあります。特に、皮膚の変色やしびれを感じる場合は、早めに対策をとることが大切です。
日頃から血流やリンパの流れを意識し、適度な運動やストレッチを取り入れることで、むくみを予防しやすくなります。
整骨院元宇城松橋院では、体のバランスを整えながら、血流の改善をサポートしています。足のむくみや違和感が気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。