以前に比べて股関節が固くなっている気がする人はここに注意して!合わせてデメリットも紹介
「最近、股関節が前より動きにくくなった気がする…」そんな違和感を覚えている方も多いのではないでしょうか。股関節は体の土台となる大切な関節で、スムーズに動かせなくなると日常生活のさまざまな動作に影響が出やすくなります。
今回は、股関節が固くなる主な原因と、放置することで起こるデメリットについて詳しくお伝えします。
股関節が固くなる主な原因
股関節の動きが悪くなる背景には、日常生活の習慣が大きく関係しています。気づかないうちに負担をかけていることも多いため、一つずつチェックしてみましょう。
① 長時間の座りっぱなし
デスクワークや車の運転が多い方は、股関節の可動域が狭くなりやすいです。
理由
股関節を動かす機会が減ると、関節周りの筋肉が硬くなりやすい
体を支える腸腰筋(ちょうようきん)が縮んだままの状態になり、動かしにくくなる
長時間座りっぱなしの方は、こまめに立ち上がって動かすことが大切です。
② 筋肉の柔軟性の低下
股関節まわりの筋肉が硬くなると、関節の動きも悪くなります。特に、太ももの前側(大腿四頭筋)やお尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)が硬くなると、スムーズに足を動かしづらくなります。
チェックポイント
あぐらをかくと股関節が詰まる感じがする
足を後ろに引くと突っ張る感じがある
しゃがんだときに股関節まわりが痛くなる
これらのサインが出ている方は、ストレッチや適度な運動を取り入れることが大切です。
③ 骨盤の歪みや姿勢のクセ
骨盤が歪むと、股関節にも影響が出やすくなります。例えば、片足に体重をかけるクセや、足を組む習慣があると、片側の股関節に負担がかかりやすくなります。
こんな姿勢をしていませんか?
立っているときに片方の足に重心をかけることが多い
座るときに足を組むクセがある
猫背気味で、骨盤が後ろに倒れている
こうしたクセが続くと、股関節まわりのバランスが崩れ、動きが制限されやすくなります。
股関節が固くなるとどんなデメリットがあるの?
股関節の動きが悪くなると、体の他の部分にも影響が出やすくなります。具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
① 歩き方に影響が出る
股関節の動きが悪くなると、歩くときの可動域が小さくなり、歩幅が狭くなります。
歩き方の変化の例
歩幅が狭くなり、小刻みな歩き方になる
つまずきやすくなり、転びそうになることが増える
階段の上り下りがしづらくなる
こうした変化が出ている方は、股関節まわりの柔軟性を取り戻すことが大切です。
② 腰や膝の負担が増える
股関節がうまく動かせないと、腰や膝でかばうような動きになり、負担が大きくなります。特に、腰痛や膝痛が出やすい方は、股関節の柔軟性をチェックしてみましょう。
チェック方法
仰向けで寝た状態で片膝を抱えたとき、スムーズに引き寄せられるか
正座をしたときに股関節まわりに違和感がないか
もし違和感を覚えた場合は、ストレッチなどを取り入れて股関節を動かしやすくすることがおすすめです。
③ 運動時のパフォーマンスが低下する
スポーツをしている方は、股関節の柔軟性が低下すると動きが制限されやすくなります。特に、ランニングやゴルフ、ヨガなどの動作で股関節の硬さを感じる場合は、柔軟性を高めることが重要です。
意識したいポイント
スポーツ前後にしっかりストレッチを行う
お尻や太ももを重点的にほぐす
無理なく動かせる範囲で股関節を回す運動を取り入れる
定期的に動かしておくことで、股関節の動きをスムーズに保ちやすくなります。
まとめ
股関節が固くなる原因は、日常生活の姿勢や筋肉の柔軟性の低下に関係しています。放置すると、歩き方や腰・膝への負担が増えてしまうこともありますので、早めの対策が大切です。
✅ 座りっぱなしの時間が長い方は、こまめに動く
✅ ストレッチで股関節まわりをほぐす
✅ 姿勢のクセを見直して、バランスを整える
日頃の生活の中で少しずつ意識することで、股関節の柔軟性を保ちやすくなります。
整骨院元宇城松橋院では、股関節の動きに関するお悩みもサポートしています。気になる違和感がある方は、ぜひ一度見直してみてください。