産後に身体の痛みが全く取れないけどいつまで続くの?痛む箇所によって期間が違う

出産後、身体の痛みがなかなか取れず、不安を感じる方は多いのではないでしょうか。妊娠・出産は女性の身体に大きな負担をかけるため、産後の痛みが長引くこともあります。特に、痛みの出る場所によって回復にかかる期間が異なるため、それぞれの特徴を理解しながら適切にケアを行うことが大切です。

今回は、産後の身体の痛みがどのくらい続くのか、部位ごとの特徴と回復の目安について解説します。

産後の痛みはなぜ起こるのか?

産後の痛みは、妊娠中の体型の変化や出産時の負担、育児による疲労などが主な原因です。ホルモンの影響で関節が緩みやすくなったり、骨盤が歪んだりすることで、身体のバランスが崩れやすくなります。また、赤ちゃんを抱っこしたり、授乳姿勢をとることが増えるため、特定の部位に負担がかかりやすくなります。

痛みが続きやすい部位と回復の目安

◎ 腰の痛み

妊娠中にお腹が大きくなることで、腰に負担がかかりやすくなります。産後は骨盤のバランスが崩れやすく、腰の痛みを感じることが増えます。通常、産後3~6ヶ月ほどで徐々に楽になりますが、姿勢のクセや筋力の低下によって長引くこともあります。

◎ 恥骨や骨盤の痛み

出産時に骨盤が広がるため、恥骨や骨盤周りに痛みが出ることがあります。産後3ヶ月程度で落ち着くことが多いですが、骨盤の歪みや筋力低下があると違和感が続くことがあります。無理に動かさず、安定させることが大切です。

◎ 肩や背中の痛み

授乳や抱っこなどで前かがみの姿勢が続くと、肩や背中の筋肉に負担がかかります。特に、長時間同じ姿勢をとることが多いと、筋肉がこわばりやすくなります。産後1~2ヶ月の間に痛みを感じやすく、ストレッチや軽い運動を取り入れることで軽減しやすくなります。

◎ 手首の痛み

赤ちゃんを抱っこする際に手首に負担がかかることで、腱鞘炎のような症状が出ることがあります。産後3~6ヶ月ほど痛みが続くこともあり、負担を減らすための工夫が必要です。できるだけ手首を反らさないようにしたり、抱っこ紐を活用することで軽減できます。

◎ 膝の痛み

出産後、赤ちゃんのお世話でしゃがんだり立ち上がったりする動作が増えるため、膝に負担がかかることがあります。産後2~3ヶ月ほどで落ち着くことが多いですが、筋力が低下していると長引くことがあります。スクワットなどの軽い運動で、膝周りの筋肉を強化するのがおすすめです。

痛みを軽減するためのポイント

産後の痛みを和らげるためには、次のようなポイントを意識すると良いでしょう。

◎ 姿勢を意識する

授乳や抱っこの際に猫背になりやすいため、できるだけ背筋を伸ばすように意識しましょう。椅子に座る際はクッションを活用し、負担を減らすことも大切です。

◎ 無理のない範囲で動く

産後すぐに無理をすると、回復が遅れる原因になります。適度にストレッチを取り入れながら、少しずつ身体を動かすことで、痛みの軽減につながります。

◎ 身体を温める

血流が悪くなると、筋肉が緊張しやすくなります。特に、肩や腰の痛みが気になる場合は、お風呂にゆっくり浸かるなどして身体を温めると良いでしょう。

◎ 骨盤のケアをする

骨盤の歪みが痛みの原因となることが多いため、適切なケアを行うことが重要です。自宅でできる簡単なエクササイズや、骨盤ベルトを活用するのも一つの方法です。

まとめ

産後の身体の痛みは、部位によって回復にかかる期間が異なります。腰や骨盤の痛みは数ヶ月続くこともあり、肩や背中の痛みは日々の姿勢や動作によって軽減できることが多いです。無理のない範囲で姿勢を整えたり、適度に動いたりすることで、少しずつ回復を促していくことが大切です。

整骨院元宇城松橋院では、産後の身体の状態を丁寧にチェックし、個々の症状に合わせたケアを行っています。産後の痛みが気になる方は、お気軽にご相談ください。

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