椎間板ヘルニアの初期症状は?重症化する前にできる対処法とは
「椎間板ヘルニア」と聞くと、強い腰の痛みや手術を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実際には初期段階で気づき、適切な対応を取ることで、重症化を防ぐことが十分に可能です。
今回は、10年以上にわたり15000人以上の身体のケアを行ってきた柔道整復師の視点から、椎間板ヘルニアの初期症状と、日常でできる対策について分かりやすく解説していきます。
整骨院元宇城松橋院でもお伝えしている大切なポイントをもとにお話ししていきますので、ぜひ参考にされてください。
椎間板ヘルニアとはどのような状態なのか
背骨と背骨の間には「椎間板」と呼ばれるクッションのような組織が存在しています。この椎間板が圧力や負荷に耐えきれず、内部のゼリー状の物質(髄核)が外へ押し出されてしまうことを「椎間板ヘルニア」と呼びます。
飛び出た部分が近くを通る神経を刺激すると、痛みやしびれといった症状が現れるようになります。
椎間板ヘルニアの初期症状とは?
椎間板ヘルニアの初期では、必ずしも激しい痛みが現れるわけではありません。以下のようなサインが見られることが多いです。
・腰や首に重だるさを感じる
・片側の腕や脚にしびれを感じることがある
・姿勢を変えたときにピリッとした痛みが走る
・長時間座った後に腰や足が重く感じる
・力が入りづらく、物を持ったり歩いたりすると違和感が出る
これらは日常の中で見過ごしてしまいやすい症状ですが、放っておくと少しずつ悪化してしまうため注意が必要です。
初期段階でできる対処法とは?
初期のうちに無理をせず、体を労わることがとても大切です。ここでは、整骨院元宇城松橋院でもお伝えしている基本的な対策をご紹介します。
① 無理に動かず、休息を取ること
違和感や軽い痛みを感じた場合は、無理をせず休憩を取りましょう。特に痛みが強い場合は、安静にする時間を十分に設けることが大切です。完全に動かないよりも、痛みが和らぐ範囲で体を楽に動かすよう心がけてください。
② 正しい姿勢を意識すること
座るときや立っているときの姿勢を意識することは、椎間板への負担を減らすうえで非常に重要です。背筋を自然に伸ばし、骨盤を立てた姿勢を意識するだけでも、腰の負担は軽減されやすくなります。
③ 適度なストレッチを取り入れること
痛みが落ち着いている場合には、無理のない範囲でストレッチを行うと良いでしょう。太ももの裏(ハムストリングス)や股関節周りをゆっくり伸ばすことで、腰への負担を和らげる助けになります。ただし、痛みを感じたときには中止してください。
④ 身体を冷やさないこと
冷えは筋肉を硬くしやすく、椎間板への負担を増やしてしまいます。冷房の効いた部屋では腹巻きやブランケットを活用して、腰回りを温かく保つようにしましょう。
重症化を防ぐために大切なこと
椎間板ヘルニアは、違和感やしびれの段階で適切な対応をとることで、重い症状へ進行するリスクを減らせます。
しかし、強い痛みや足のしびれが続く場合、また力が入りにくく日常動作に支障が出る場合は、できるだけ早めに専門家へ相談されることをおすすめします。
整骨院元宇城松橋院では、一人ひとりの状態に合わせたケアを行い、体への負担を減らすサポートを行っていますので、不安を感じたら早めにご相談ください。
まとめ
椎間板ヘルニアは、早期発見と適切な対応によって重症化を防ぐことが可能です。
普段から身体の違和感に敏感になり、無理をしない生活を心がけることが、健康な身体づくりの第一歩です。
ご自身の身体を大切にするためにも、椎間板ヘルニアの初期サインを見逃さず、しっかりケアしていきましょう。
整骨院元宇城松橋院では、皆さまの健やかな毎日を応援しています。