こめかみが痛い。頭痛の原因とは?
ふとした瞬間に「こめかみがズキズキと痛む」といった経験をされた方は少なくありません。特にストレスが続いたときや、目の疲れを強く感じたときにこのような痛みを訴える方が増えてきます。
今回は、10年以上にわたり15000人以上の身体に触れてきた柔道整復師の視点から、こめかみの頭痛について、その原因や体のしくみについて分かりやすくお伝えいたします。普段から頭痛に悩まれている方が、少しでも快適な生活を送れるヒントになれば嬉しく思います。
こめかみの痛みに関係する筋肉と神経
こめかみの部分は、顔と頭の境目に位置し、さまざまな筋肉や神経が集中しているデリケートなエリアです。特に「側頭筋(そくとうきん)」という筋肉は、こめかみに近い場所に広がっており、噛みしめや歯ぎしりなどで緊張しやすい傾向があります。
また、このあたりには「三叉神経(さんさしんけい)」と呼ばれる神経の枝も分布しており、筋肉のこわばりや血流の悪化によって神経が刺激されやすい状態になると、こめかみ付近に痛みを感じやすくなります。
どんなときにこめかみが痛みやすくなるのか
こめかみの頭痛は、日常生活の中の小さな習慣から影響を受けやすい特徴があります。例えば、長時間パソコンやスマートフォンを見続けていたり、緊張の続く場面で無意識に歯を食いしばっていたりすると、側頭筋がこわばりやすくなります。
加えて、睡眠不足や目の使い過ぎなども、こめかみの緊張を引き起こすきっかけになります。女性の場合は、ホルモンバランスの変化によって自律神経の働きが不安定になると、血流が滞りやすくなり、こめかみに鈍い痛みを感じやすくなることもあります。
こめかみの痛みが続くときに気をつけたいこと
こめかみが痛むとき、多くの方が頭をもんだり、押さえたりして一時的に楽になろうとします。しかし、無理な力でマッサージを行うと、かえって筋肉が硬くなってしまうこともあります。
また、痛みが片側だけに集中しているときや、目の奥に響くような感覚がある場合は、眼精疲労や神経の過敏さが関係している可能性もあります。日々の姿勢や首・肩まわりの筋肉の使い方など、全身のバランスも見直していくことが大切です。
身体全体を見て原因を探る視点
こめかみの痛みは、単に「頭の問題」ではなく、身体全体のバランスと深く関わっています。たとえば、首や肩の筋肉が硬くなると、血流やリンパの流れが滞り、頭部の筋肉や神経にも影響を及ぼすことがあります。
このような背景を丁寧に見極めることで、こめかみの痛みに対するアプローチも変わってきます。熊本県宇城市にある「整骨院元宇城松橋院」では、こうした頭痛のお悩みに対しても、身体の構造や使い方を確認しながら、それぞれに合った方法でサポートを行っています。
日常生活でできるセルフケアのポイント
こめかみの頭痛を和らげるためには、まず緊張しやすい筋肉をゆるめることが大切です。こめかみを軽く温めると血流が促され、筋肉がゆるみやすくなります。また、深呼吸を意識してリラックスする時間を取ることで、自律神経のバランスも整いやすくなります。
さらに、目を休ませる時間を意識的に取り入れたり、ストレッチで首まわりのこわばりをやさしく緩めたりするのも効果的です。小さな習慣を積み重ねることで、こめかみの緊張を減らし、痛みの軽減につながっていきます。
まとめ
こめかみに感じる頭痛には、筋肉や神経の状態が関係していることが多く、身体全体のバランスを整えることが改善への近道になります。毎日の姿勢や目の使い方、ストレスの影響などにも注意を払いながら、少しずつ身体を整えていくことが大切です。
つらい頭痛が続く場合や、原因がはっきりしないときは、一度「整骨院元宇城松橋院」などの専門家にご相談いただくことで、安心して身体のケアを進めていけると思います。