ぎっくり腰とヘルニアの違い-見分け方と受診のタイミング

腰の強い痛みに襲われたとき、「これはぎっくり腰なのか?それともヘルニアなのか?」と不安になる方が多くいます。どちらも腰に強い症状が出るため見分けにくいですが、特徴を知ることで早めの対処が可能になります。ここでは、ぎっくり腰とヘルニアの違い、その見分け方、そして受診の目安について解説します。

1. ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛症」と呼ばれるもので、急に腰に強い痛みが走る状態を指します。

特徴
・重い物を持ち上げたとき、急に立ち上がったときなどに起こりやすい
・腰の筋肉や靭帯が損傷して炎症を起こしている
・痛みは強いが、しびれや足への放散痛はほとんどない

数日から1〜2週間ほどで回復するケースが多いのが特徴です。

2. 椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫してしまう状態です。

特徴
・腰の痛みに加え、足のしびれや感覚の異常が出やすい
・前かがみや長時間の座位で症状が悪化しやすい
・回復に時間がかかり、慢性的な症状に移行する場合がある

しびれや筋力低下がある場合は、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

3. 見分け方のポイント

ぎっくり腰の可能性が高い場合
・突然の強い痛み
・腰を動かすと激しく痛むが、しびれは少ない

ヘルニアの可能性が高い場合
・腰痛に加え、足に電気が走るようなしびれ
・長時間座ると悪化
・足の力が入りにくくなることがある

ただし、自己判断は危険です。症状が似ていることも多いため、早めに専門機関へ相談することが大切です。

4. 受診のタイミング

次のような場合は、我慢せず受診を検討しましょう。

強い腰痛が続き、日常生活に支障がある

足のしびれや力が入りにくい感覚がある

トイレ動作に異常が出ている

症状が数週間たっても改善しない

これらは神経が強く影響を受けている可能性があるため、専門的なチェックが必要です。

まとめ

ぎっくり腰は急な筋肉や靭帯の損傷による一時的な腰痛、椎間板ヘルニアは神経を圧迫してしびれや筋力低下を伴う腰の不調です。痛みの出方やしびれの有無を目安に見分けつつ、少しでも不安を感じたら早めに相談することが安心につながります。整骨院元宇城松橋院のような施設では、腰の状態を確認しながら無理のないケアを提案できます。自己判断せず、早めに正しいサポートを受けることが大切です。

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