四十肩・五十肩がなおるまでの期間と回復を早める方法

「肩が上がらない」「腕を動かすとズキッと痛い」などの症状が続くと、多くの方が悩むのが四十肩・五十肩です。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節まわりの筋肉や腱が炎症を起こして動きが制限される状態です。
今回は、四十肩・五十肩がなおるまでの期間の目安と、回復を早めるためのポイントを整骨院の視点でわかりやすく解説します。

四十肩・五十肩の回復には“段階”がある

四十肩・五十肩は、痛みの出方や動かしにくさの程度に応じて、いくつかの時期に分かれます。

① 急性期(発症〜2か月ほど)

肩を動かすと激しく痛み、夜中にズキズキとした夜間痛が出ることもあります。
この時期は炎症が強く、無理に動かすと悪化することがあるため、安静と冷却が中心になります。

② 慢性期(2〜6か月ほど)

炎症は落ち着きますが、関節や筋肉が硬くなり、肩が上がりにくい・背中に手が回らないといった可動域の制限が目立ってきます。
この時期は温めて血流を促すケアや、軽いストレッチが有効です。

③ 回復期(6か月〜1年ほど)

徐々に肩の動きが戻ってくる時期です。無理のない範囲で動かすことで、筋肉の柔軟性と関節の動きを取り戻していきます。

一般的には完治までに半年〜1年かかる方が多いですが、早めのケアを始めることで、痛みの期間を短縮できるケースもあります。

回復を早めるための整骨院でのケア

整骨院では、四十肩・五十肩の回復段階に合わせてアプローチを変えます。
整骨院元宇城松橋院では、まず姿勢や肩の動きのクセを確認し、痛みの原因となっている筋肉の緊張を丁寧にゆるめていきます。

肩の動きに関係するのは、肩そのものだけでなく、肩甲骨・首・背中・肋骨まわりの筋肉です。これらのバランスを整えることで、肩の負担を軽くし、血流を促して自然な回復をサポートします。

また、可動域を広げるためのストレッチ指導や、正しい姿勢のアドバイスも行います。
「痛みが強い時期にはどうすればいいか」「動かしていいタイミングは?」といった疑問にも、一人ひとりに合わせて丁寧に説明します。

自宅でできる四十肩・五十肩のセルフケア

整骨院での施術と並行して、自宅でできるケアも重要です。
ただし、痛みの強さに応じて無理のない範囲で行いましょう。

① 温めて血流を良くする

入浴や蒸しタオルで肩を温めると、血液の循環が良くなり、筋肉のこわばりをやわらげます。冷えは痛みを長引かせる原因になるため、特に夜はしっかり温めましょう。

② 肩甲骨まわりの軽いストレッチ

肩を直接大きく動かすよりも、まずは肩甲骨を動かすストレッチが安全です。
両肩をすくめて下ろす、背中で手を組んで胸を開く、など1日3分程度の簡単な動きから始めるのがおすすめです。

③ 姿勢を整える

猫背や巻き肩は、肩の動きを制限し痛みを悪化させます。
デスクワーク中は背筋を伸ばし、画面の高さを目線と合わせるようにしましょう。

放置するとどうなる?

「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、関節が固まって**“凍結肩”**と呼ばれる状態になることもあります。
可動域の回復に時間がかかり、完全に元の動きに戻らないケースもあるため、早めのケアが何より大切です。

まとめ|焦らず、段階的に回復を目指す

四十肩・五十肩は、痛みの時期・固まりの時期・回復の時期を経て少しずつ改善していくものです。
整骨院元宇城松橋院では、肩の状態に合わせた丁寧な施術で、自然な回復をサポートしています。

「半年以上痛みが続いている」「肩が上がらないまま我慢している」という方も、早めに専門家へご相談ください。
正しいケアと生活習慣の見直しで、無理なく肩の動きを取り戻すことができます。

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