肩脱臼のリハビリ期間と回復の目安 整骨院でできるケアとは

肩脱臼はスポーツや日常動作の中で起こりやすく、再発しやすいケガとして知られています。肩周りは骨格が自由に動く構造のため、脱臼後は筋肉や靭帯、関節包に大きな負担がかかり、リハビリ期間が長くなる方も少なくありません。ここでは、肩脱臼のリハビリ期間と回復の目安、さらに整骨院元宇城松橋院で行っているケアについて、20年以上の現場経験をもとにお伝えしていきます。

肩脱臼後に起こりやすい身体の変化

肩脱臼では、関節を支える筋肉や靭帯が伸びたり、神経を圧迫したりすることで、痛みだけでなく「肩が不安定に感じる」「腕が上がりにくい」といった不調が出ることがあります。さらに、脱臼による恐怖心で肩周囲の筋肉が過剰に緊張し、コリや血流低下を起こして動きが硬くなるケースもよく見られます。

このような状態を放置すると、骨格の歪みが進み、肩甲骨の動きが悪くなるため、日常生活に支障をきたしやすくなります。

リハビリ期間の目安

肩脱臼のリハビリ期間は個人差がありますが、一般的には次のような段階で回復していきます。

●1〜3週間:安静期

炎症が強い時期で、無理に動かすと再脱臼につながりやすい段階です。
この時期は、肩周囲の筋肉の緊張をやわらげ、血流を促すための軽い施術が中心になります。姿勢が崩れやすいため、肩甲骨まわりのバランスを整えることが大切です。

●3〜8週間:可動域改善期

痛みが和らぎ始め、肩の動きを少しずつ取り戻す時期です。
骨格の歪みや筋肉の硬さをやさしく整え、肩関節に負担がかかりにくい状態へ導くことで、スムーズに動ける範囲が広がっていきます。筋肉のコリや神経の圧迫によって動作がぎこちなくなることも多いため、この段階でのケアが非常に重要です。

●2〜3ヶ月:筋力・安定性向上期

肩脱臼は「再発のしやすさ」が最大の問題です。
肩周囲のインナーマッスルが弱っていると、関節が安定せず、日常のちょっとした動作でも脱臼を繰り返す可能性があります。この時期は、肩甲骨の動きや姿勢を整えながら、安定性を高めるエクササイズを行うことで、再発のリスクを大幅に下げられます。

整骨院でできる肩脱臼後のケア

整骨院元宇城松橋院では、脱臼後の不安定な肩に対して、次のような施術を組み合わせて改善をサポートしています。

●骨格バランス調整

脱臼後は肩をかばった姿勢が癖になり、首・肩甲骨・背中の骨格に歪みが出やすくなります。負担がかかっている部分を整えることで、肩の可動域が自然と広がりやすくなっていきます。

●筋肉の緊張をゆるめる施術

肩周囲の筋肉が固まると、神経が圧迫されて痛みやしびれが出やすくなります。硬くなった筋肉を丁寧に緩めることで、力みが取れて動かしやすさを実感しやすくなります。

●肩甲骨の可動性向上アプローチ

肩甲骨の動きが悪いと、肩関節に余計な負担が加わります。滑らかに動けるよう整えることで、脱臼後の回復がスムーズになり、スポーツ復帰にもつながります。

●自律神経バランスのケア

痛みや不安で呼吸が浅くなると自律神経が乱れやすく、筋肉がさらに緊張してしまいます。リラックスしやすい状態を整えることで、回復にプラスの影響を与えます。

回復の目安と再発予防

肩脱臼は、表面の痛みが落ち着いても、深部の筋肉や靭帯の安定性が戻るには時間が必要です。
しっかり回復していくためには、

正しい姿勢を保つ

肩甲骨をやわらかくしておく

インナーマッスルのエクササイズを続ける

これらが非常に大切になります。

整骨院元宇城松橋院では、再発しにくい肩づくりを目指したサポートも行っていますので、肩の不安が続く方は一度ご相談いただければと思います。

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