「良い姿勢」が腰痛を作る?子育て中のママが楽に姿勢を保つ考え方
子どもを抱っこしている時、背筋を伸ばそうとする。
写真に写る自分を見て、猫背にならないように胸を張る。
でも、しばらくすると腰の下の方が重くなる。
30代の子育て中のママで、このような姿勢の悩みを感じる方は少なくありません。
良い姿勢とは、胸を張って腰を反らせることではありません。子育て中の腰痛では、抱っこや家事で身体を支え続ける中、頑張りすぎた姿勢が腰へ負担を集める場合があります。楽に姿勢を保つには、力で固めるより、骨盤や足元の支え方を見直すことが必要です。
「姿勢を良くしなきゃ」が腰を疲れさせることがあります
姿勢を良くしようとする気持ちは、とても自然です。
子どもを抱っこしている時。
園や学校の行事で立っている時。
家族写真を撮る時。
買い物先で鏡を見た時。
背中が丸く見えると、つい胸を張りたくなります。
ただ、胸を張る動きが強すぎると、腰が反りやすくなります。見た目には姿勢が整って見えても、腰の筋肉がずっと働いている状態になりやすいです。
「良い姿勢をしているはずなのに腰がつらい」
その場合、姿勢の作り方が身体に合っていないかもしれません。
子育て中は、そもそも姿勢を保つ時間が長いです
詳しい生活背景は控えますが、30代のママから腰の相談を受ける時、共通している場面があります。
朝は子どもの支度。
日中は抱っこや送迎。
帰宅後は洗濯、食事、片付け。
夜は寝かしつけで同じ姿勢が続く。
この生活の中で、腰を完全に休ませる時間は多くありません。
さらに、子どもを抱っこすると重さは身体の前にかかります。身体はバランスを取るため、無意識に腰を反らせやすくなります。
そこへ「姿勢を良くしよう」と胸を張ると、腰はさらに頑張ることがあります。
姿勢を正しているのに疲れる方は、頑張る方向が少し違っている可能性があります。
良い姿勢に見えても、腰が反っている場合があります
腰痛が出やすい姿勢の一つに、反り腰があります。
反り腰では、骨盤が前に傾き、腰の反りが強くなります。お腹が前に出て見えたり、腰の下の方が詰まるように感じたりする方もいます。
胸を張る。
肩を後ろへ引く。
お尻を突き出す。
膝を伸ばしきって立つ。
これらが重なると、腰を反らせて姿勢を保つ形になりやすいです。
見た目だけでは、きれいに立っているように見えることもあります。けれど、身体の中では腰が支え役を引き受けすぎているかもしれません。
良い姿勢かどうかは、見た目だけでは判断しにくいです。楽に呼吸できるか、腰に力が入りすぎていないかも見てみましょう。
「楽な姿勢」と「だらしない姿勢」は違います
楽に姿勢を保つと聞くと、力を抜いて丸くなることだと思う方もいます。
しかし、楽な姿勢は、だらっと崩れる姿勢ではありません。
足裏に体重が乗る。
骨盤が前後に倒れすぎない。
肩に力が入りすぎない。
呼吸が止まらない。
腰だけで身体を支えない。
このような状態が、子育て中の身体には合いやすいです。
背筋を伸ばし続けるのではなく、身体の支えを分散させるイメージです。腰だけが頑張らなくても、足、お尻、背中が少しずつ働くと、姿勢は保ちやすくなります。
「きれいに見せる姿勢」より、「長く続けられる姿勢」を目指す方が現実的です。
抱っこ中に腰がつらい時は、胸より足元を見てください
抱っこ中に腰が重くなる方は、上半身だけを直そうとしがちです。
胸を張る。
肩を後ろへ引く。
背中をまっすぐにする。
もちろん、上半身も関係します。けれど、先に見たいのは足元です。
片足に体重をかけていないか。
膝を伸ばしきっていないか。
子どもを腰に乗せていないか。
つま先側へ重心が寄っていないか。
片側の腰に子どもを乗せるように抱くと、その場では楽に感じることがあります。ただ、同じ側ばかり続くと腰や骨盤まわりに負担が集まりやすいです。
抱っこ中は、胸を張る前に足裏全体で立てているかを確認してみましょう。
家事の姿勢も「正す」より「近づく」が先です
台所や洗濯では、前かがみの姿勢が増えます。
シンクに向かう。
洗濯物をかごから取る。
床のおもちゃを拾う。
子どもの靴を履かせる。
この時に、姿勢を正そうとして腰を反らせると、かえって腰が疲れる場合があります。
家事中に意識したいのは、背筋を伸ばすことだけではありません。作業する物へ身体を近づけることです。
遠くの物へ腕を伸ばすと、腰が支え役になります。近づいてから動くと、腰だけで頑張る場面を減らしやすくなります。
宇城市松橋周辺では、車で買い物や送迎を済ませたあと、そのまま家事へ入る方も多いと思います。車から降りた直後の腰は固まりやすいため、急に前かがみにならない工夫も必要です。
姿勢を保つために、力を入れ続ける必要はありません
楽に姿勢を維持したい方は、力を入れる時間を減らすことも考えてみましょう。
良い姿勢を作ろうとして、ずっとお腹に力を入れる。
肩を後ろへ引いたまま我慢する。
腰を反らせた姿勢で立ち続ける。
これでは、身体が緊張したままになります。
姿勢は固定するものではなく、少しずつ変えながら保つものです。立ちっぱなしなら足を入れ替える。抱っこが長い時は、時々支える側を変える。座る時は、深く腰かけて一度力を抜く。
姿勢を崩さない努力より、同じ場所に負担を集めない工夫の方が続けやすいです。
腰が強く痛む時は無理に姿勢を正さないでください
腰が重い程度であれば、立ち方や抱っこの仕方を見直すことで負担に気づきやすくなります。
ただし、強い痛みが続く、足にしびれが出る、歩きにくい、安静にしても腰がつらい場合は、姿勢だけで判断しない方が安心です。早めに医療機関で確認することも考えてください。
子育て中は、自分の身体を後回しにしがちです。けれど、痛みが強い時ほど、我慢だけで乗り切らないことも必要です。
整骨院元松橋院で見る姿勢と腰の関係
整骨院元松橋院では、姿勢による腰のつらさに対して、骨盤の傾き、抱っこ中の立ち方、腰へ負担が集まる動作を確認します。
見た目の姿勢だけでなく、家事や育児の中でどの場面がつらいかを見ながら施術を行います。楽に姿勢を保つための身体の使い方も、生活に合わせてお伝えします。
また楽に抱っこできる姿勢へ
子育て中のママにとって、姿勢を気にする場面はたくさんあります。
抱っこをする。
荷物を持つ。
家事をする。
子どもと外に出る。
写真に写る。
そのたびに「ちゃんと立たなきゃ」と思うと、身体は疲れてしまいます。
良い姿勢は、腰を反らせて作るものではありません。胸を張って我慢する姿勢でもありません。
足裏で支える。
骨盤を倒しすぎない。
肩の力を抜く。
作業する物へ近づく。
同じ姿勢を続けすぎない。
まずは、抱っこ中に腰を反らせていないか感じてみてください。家事の時に、遠くへ手を伸ばしすぎていないかも見てみましょう。
楽に姿勢を保てるようになると、抱っこも家事も少し安心して続けやすくなります。姿勢を責めるのではなく、毎日の中で腰が頑張りすぎる場面を一つずつ減らしていきましょう。






















