正座ですぐ足がしびれる50代男性は股関節の硬さも確認したい
正座をすると、すぐに足がしびれる。
膝や足首も痛くなり、長く座っていられない。
立ち上がる時には腰まで伸ばしにくい。
以前はもう少し平気だったのに、50代になって正座がつらくなったと感じる方もいるでしょう。
正座のつらさは、股関節の硬さだけで決まるものではありません。正座では股関節、膝、足首を大きく曲げるため、どこかが動きにくいと別の場所が補います。足のしびれは座り方による圧迫でも起こるため、股関節だけを伸ばせばよいと考えず、下半身全体を見ることが大切です。
股関節が硬いと正座で何が変わるのでしょうか
股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ関節です。
歩く時だけではなく、
座る。
立ち上がる。
しゃがむ。
脚を開く。
身体の向きを変える。
といった動作にも使われています。
正座では、股関節と膝を曲げながら骨盤を下げていきます。
股関節が動きにくい方は、床へ身体を下ろす途中で骨盤の位置を変えたり、腰を丸めたりして座ることがあります。
そのため、股関節の硬さがあっても、痛みを感じる場所が必ず股関節とは限りません。
腰、膝、足首など別の場所に違和感が出る場合もあります。
「正座するとあちこち痛い」は一か所だけの問題とは限りません
正座は、下半身の複数の関節を深く曲げる姿勢です。
膝だけが柔らかくても、股関節が動きにくければ座りづらくなります。
股関節は動いていても、足首が曲げにくければ足の甲や足首へ負担を感じることがあります。
さらに左右差があれば、
片方のお尻だけ浮く。
身体が横へ傾く。
片側の膝だけ痛い。
腰を丸めないと座れない。
といった座り方になることもあります。
「全部硬くなった」と考えるより、正座のどの段階で身体が止まるのかを確認する方が分かりやすいです。
足がすぐしびれるのは股関節が硬いから?
ここは分けて考える必要があります。
正座中の足のしびれは、脚を深く曲げた姿勢が続くことで、神経や血管の周辺が圧迫されて起こることがあります。
そのため、
「股関節が硬いから足がしびれる」
と単純に決めることはできません。
ただし、股関節が動きにくいために体重のかかり方が偏ると、片側へ圧が集中する場合はあります。
正座をやめると短時間でしびれが落ち着くのか。
立った後もしびれが残るのか。
左右で差があるのか。
この違いは確認しておきたいところです。
正座をしていない時もしびれる、しびれが長く残る、脚に力が入りにくい場合は、座り方だけの問題と考えないようにしてください。
運動しない生活では股関節を大きく使う機会が減ります
50代になって運動する習慣がなくなると、股関節を大きく動かす場面は意外と少なくなります。
椅子に座る。
車を運転する。
平らな道を歩く。
自宅ではソファで過ごす。
日常生活の多くは、決まった範囲で股関節を動かせれば済みます。
そのため、普段は困っていなくても、正座のように深く曲げる姿勢になると、初めて動きにくさに気づくことがあります。
股関節が硬いと感じるのは、身体が急に悪くなったというより、普段使っていない範囲を求められた時に差が表れている場合もあります。
歩く時にも股関節の硬さは表れます
正座がつらい方は、歩き方にも少し目を向けてみてください。
歩行では股関節を曲げるだけでなく、後ろへ伸ばす動きも使います。
ところが股関節が動きにくいと、
歩幅が以前より小さくなる。
つま先が外を向く。
身体を左右へ振って歩く。
腰を反らせて前へ進む。
といった動きが出る場合があります。
本人にとってはいつもの歩き方なので、変化に気づかないこともあります。
正座だけを練習するより、普段の歩行で股関節が使えているかを見ることも大切です。
床から立つ時に手をつくことが増えていませんか
正座がつらくなった方は、立ち上がり方にも変化が出ていることがあります。
以前はそのまま立てたのに、
床へ手をつく。
片膝を先に立てる。
いつも同じ脚から立つ。
何かにつかまって身体を起こす。
という動きが増えてきます。
手を使うこと自体が悪いわけではありません。
安全に立つためには必要な場合もあります。
確認したいのは、左右で差があるかどうかです。
いつも右脚だけを前へ出す。
左の股関節へ体重を乗せにくい。
こうした差があると、正座中の身体の傾きにもつながる場合があります。
股関節を柔らかくしようと無理に開かないでください
股関節が硬いと分かると、開脚や強いストレッチを始めたくなるかもしれません。
しかし、正座がつらいからといって、強く脚を開けばよいわけではありません。
特に膝や股関節に痛みがある状態で、反動をつけて伸ばすのは避けたいところです。
自宅では、椅子を使って小さく動かす程度から始めます。
椅子に浅く座ります。
足裏を床につけます。
片方の膝を少し持ち上げます。
元へ戻します。
左右それぞれ5回程度で構いません。
次に、膝を小さく外側へ開いて戻します。
どちらかだけ動かしにくくないか。
腰まで一緒に動いていないか。
そこを感じてみてください。
痛みやしびれが強くなる場合は中止します。
正座を長く続ける必要がある日は途中で姿勢を変えましょう
正座をする機会が多い方は、「できるだけ我慢して座る」ことが習慣になっているかもしれません。
しかし、しびれが強くなってから立とうとすると、足の感覚が戻るまで不安定になることがあります。
可能な場面なら、
正座の時間を区切る。
一度足を崩す。
低い椅子を使う。
左右の座り方を変える。
なども選択肢です。
正座を続けられることだけを目標にする必要はありません。
大切なのは、その後も安全に立ち、歩けることです。
車移動が多い方は座った後の一歩目にも注目してください
宇城市松橋周辺では、日常の移動に車を使う方も多いと思います。
車では股関節を曲げた姿勢が続きます。
その後に正座をすると、
車で座る。
正座でも深く座る。
再び車へ戻る。
と、股関節を曲げている時間が長くなることがあります。
車から降りた直後に歩幅が小さい。
腰が伸びにくい。
数歩歩くと楽になる。
このような感覚もあるなら、正座だけでなく一日の座っている時間まで振り返ってみてください。
しびれが続く時は正座だけの問題と考えないことも必要です
正座をしている時だけ足がしびれ、姿勢を変えると短時間で戻るのであれば、座っている時の圧迫が関係している場合があります。
一方で、
正座をやめても長くしびれる。
普段から足にしびれがある。
脚へ力が入りにくい。
歩きにくくなった。
腰から脚へ強い症状が広がる。
このような場合は、股関節のストレッチだけで様子を見ず、必要に応じて医療機関で状態を確認してください。
いつもの正座後のしびれとは違う変化にも注意が必要です。
整骨院元宇城松橋院では股関節だけでなく正座の動きまで確認します
整骨院元宇城松橋院では、正座がつらい方に対して、股関節の可動範囲、膝の曲がり方、骨盤の位置を確認します。
どこまで座ると痛みやしびれが出るのか、左右差があるのかも見ながら、日常で負担が集まりやすい動きを整理し、状態に合わせて施術を行います。
正座を我慢比べにしないために
正座をする機会が多い方にとって、「できなくなる」のは意外と困るものです。
法事や集まりで自分だけ足を崩しにくい。
座って数分であちこち痛くなる。
立とうとすると足がしびれて怖い。
だからといって、毎回限界まで我慢する必要はありません。
股関節。
膝。
足首。
骨盤。
正座では、これらが一緒に動いています。
次に正座をする時は、何分耐えられるかではなく、「最初にどこが窮屈になるか」を確認してみてください。
股関節が硬いのか。
膝を深く曲げにくいのか。
片側へ体重が寄っているのか。
正座を楽にするヒントは、しびれる足先だけではなく、身体を床へ下ろすまでの動きの中にあるかもしれません。





















